「働き方改革」という言葉に象徴されるように、多様な価値観が混在する現代社会においては、「働くこと」一つとってみても、人それぞれ多彩な選択肢や考え方があります。
特に高校や大学を卒業し、晴れて新社会人として広い世界へ一歩を踏み出そうとしている若者にとっては、「仕事や就職先を決めること」は人生において非常に大きな選択になるでしょう。
仕事を求めている多くの人は、ブランド力、働きがい、収入、待遇など様々な面で「より良い企業に就職する」ことを目指しています。
当然、一部上場企業や名の売れた有名企業は人気となり、弊社のような地域密着の中小企業は、なかなか振り向いてももらえないという現実があります。
しかし、私はあえてこう宣言したい。
「河内鋼機は、最高の第二希望を目指します！」と。

私は、弊社の仕事をよく「料理人」に例えます。
料理人の仕事は「美味しい料理」をつくることですが、調理の前には、最善の調理方法を考えたり、最高の食材を揃えたりと、重要な工程がいくつも存在します。
料理人は、用意した食材をどのような方法で調理したら、最高の料理ができるかを考え、お客様に提供します。
それは、弊社のお客様が持っているニーズや時代の流れを敏感に感じ取り、お客様の立場に立って「どうすればお客様にとってメリットになるか、利益になるか」を追求した結果を「ご提案」という形でお渡しするということです。
そこまでやって始めて「ご提案」に価値が生まれるのです。
右から左へ工作機械を流し売りするのではなく、「新しい付加価値」をつけてお客様にご提供する。
そこに、この仕事の面白さが詰まっていると、私は考えます。